ビジネス

個人事業主として独立するまでにやったこと

2017年12月27日

個人事業主になる!

決めたはいいですが、何をすればいいんでしょうか。

実際に私がやったことをここに残しておきます。

屋号を決める

事業を始めるにあたって屋号を決めたほうが格好がつきます。

個人名でも仕事はできますが、あったほうが「それっぽく」見えることでしょう。

(ちなみに私は結局屋号なしの個人名で仕事してます・・・)

屋号とは

屋号、家号(やごう)とは、一門・一家の特徴を基に家に付けられる称号のことである。日本、ヨーロッパにおいて使用されている例がある。日本の場合、家紋のように屋号を記号化・紋章化した屋号紋を指すこともある。また、前述の本来の屋号から派生して企業や店の名称などを屋号と呼ぶ場合もある。(Wikipediaより)

屋号は結構歴史があるものなんですね。

いまの個人事業主で屋号というと上記「企業や店の名称などを屋号と呼ぶ場合もある」の部分が該当するんでしょう。

基本的に自分の好きな名前を付けることができ、必ず付けないといけないものではありませんが付けたほうが都合がいいと思います。

仕事で自分を紹介するときに「とまです!」というより、「○○のとまです!」のほうがそれっぽい感じがしませんか?

そんな屋号ですが次のような制限はあるようです。

  • 全国的に認知されている会社などと同じ名前
  • 株式会社、有限会社などを含んだ名前

たとえば「ソニー」はまず無理でしょうし、「株式会社とま」という屋号も付けることができません。

それ以外であればけっこう自由につけられるんですね。

屋号はいつでも変更できる

屋号を替えたいなぁと思ってもいつでも変更できます。

変更時に届け出する必要すらありません。

実際には確定申告時に変更後の屋号を記入するだけでいいようです。

税務署は屋号を重視していなくて、あくまで個人名で管理しているからです。

屋号の名前付け基準

私の名前付けの基準というか、決めるとしたらこうします。

つぎを意識しながら色々候補を挙げていきます。

自分のイメージと照らし合わせる

私は「自分はこうである、こうありたい」という自分の姿のイメージを持って、それに合うような名前を考えます。

そのうえで相手から見られる名前というのを意識し、相手が覚えやすいだろうものを候補に挙げていきました。

短めの名前

個人的に短めでシンプルな名前がいいと思っています。

名刺交換のとき「なんとかかんとかソリューションズ」とか長い会社名の名刺を受け取ると「毎回会社名言うの大変やろな」といつも思うからです。

普通に噛みそうです。

あと覚えられなさそうでもあります。

短いほうが絶対に覚えられやすいはずです。

無理に英語にしない

あんまり英語にこだわったようなものも避けたいですね。

意味がわかりにくい単語を選んだらこれまた覚えられにくそうです。

(この単語を元に話を広げていくという思惑があればそれもいいかもしれません)

英単語を何個も組み合わせたものは名前が長くなるうえ逆になんとなくカッコ悪くなるようなイメージがあります(あくまでも個人的な意見です)。

英語を使うなら一単語かなぁと考えていました。

二単語を組み合わせるにしても短めの単語の組み合わせにしたいですね。

ネットで検索して候補を絞る

私は名前のイメージとしてなんというかとがっていない、柔らかい感じを探していて初めにひらがな二文字のごくシンプルな候補を挙げました。

「えん」というものです。

この二文字でいろんな意味、イメージを含ませることができたからです。

円は丸い安定した形=安定したシステム、人の縁、お金の円、円に縁があるなど色々考えられました。

ただネットで検索してみると飲食店から会社まで出るわ出るわ・・・

この屋号は即刻断念しました。

最終的にはひらがなカタカナで二単語を組み合わせたものを考え、

ネット検索してもかぶるようなものは出てこなかったのでそれにすることに決めました。

(結局今は使ってませんが・・・)

事業用銀行口座を決める

事業を行うにあたって銀行口座は必須です。

手渡しでお金をやり取りする仕事は今となっては怪しげなものしかないんじゃないでしょうか。(偏見)

事業で使う銀行口座と個人で使う銀行口座は必ず分けたほうがいいです。

そうしないと経理作業が煩雑になって大変になります。

私の場合は大手の銀行口座を色々持っていましたが、一つだけ使っていない銀行があったのでこれを事業用の口座としました。

仕事関連のお金はこの口座で完結させます。

私的なものは絶対にここから出し入れしないようにします。

あくまで事業用の口座とします。

使っていない口座がない場合はネット銀行の口座を新規開設するのがいいかもしれません。

ネット銀行だと他銀行への振込が複数回無料だったり大手銀行よりもネットでの操作がしやすかったりします。

私の場合は通常の個人口座よりも手間がかかるので普通の個人口座を使うようにしましたが、屋号つきの口座も作れるようですね。

開業届を提出する

最後に開業届を提出します。

開業届を出さなくても事業はできるのですが出したほうがいい理由があります。

それは青色申告承認申請書も提出したほうがいいからです。

青色申告承認申請書を出すと最大65万円の所得税の控除、「青色申告特別控除」が使えるようになります。

つまりは「税金が安くなる!」ということです。

青色申告特別控除を提出すると「複式簿記」での確定申告が必要になりますが、会計freeeなどのソフトを使うことで簿記の知識に自信がなくても最低限のものは作成できるでしょう。

開業届は出すようにしましょう。

それと同時に青色申告承認申請書も出しましょう。

なんにせよ

個人事業主として独立するまでにすることはあまりありません。

屋号にしても必ずつけないといけないというものでもないです。

(実際に屋号なしで仕事してます)

なのでやるべきことは

  • 事業用銀行口座の作成
  • 改行届、青色申告承認申請書の作成

くらいでしょうか。

(これすらしなくても独立自体はできますが、独立後が大変になるのでやったほうがいいです)

なにはともあれ独立に向けて準備です!

  • この記事を書いた人

とま

40代。大阪在住。フリープログラマ。1人の妻、2人の娘と同居。 2018年に独立。2021年にマイクロ法人設立。 仕事の時間を半分にしたいなぁ。 プロフィールへ

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